2014年5月28日(水) |
グワッと・・・ |
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前回の「デジタル元年」から随分と書いてないのだけど…
まぁ、やるべき事に翻弄されてしまってそれどろではない、と言うのが実情。世間に溢れる日記、ブログの停滞しているモノはまぁみな同じようなモンでしょう。勿論、何も書かないから何も起こっていないなんて事はなくてむしろ、日々いろんなことが起こりすぎて日記に費やす時間もない、と言うのが本当の所…
しかし、今ですね…ふと気づいたことがあります。何かと言うと…自分、キーボード打つのむちゃくちゃ早くなっています。この一年、仕事がすべてデジタルになったわけですが、これはネーム(絵コンテ)の段階からすべてパソコンなんですが、そうするとシナリオやセリフすべてキーボードで打ち込むわけで、かつてはキーボードのブラインドタッチと言うのが出来なかったんですが、それじゃ仕事に支障をきたすと思い一念発起、ブラインドタッチを練習した訳です。これが効果的面!というわけでしょうか?まぁ、覚えることはさほどないんですがキーの配列を頭に叩き込めば後はもう打つのみ、そのうち指が勝手に動く。
しかし、ちょっとキーボードのキー配列には疑問を感じるところもあったりはするんですけどね。
キーの配列ってずれてるでしょ?
おそらくかつてのタイプライターのそれを周到しているのかな?と思うんだけど、タイプライターはキーの下にその腕がそれぞれついていて動くから構造上配列をずらさなくてはならなかったと思うんだけどパソコンのキーボードは下に邪魔者はないのでずらさなくてもいいんじゃないかって思うわけですよ。頭の中では右手と左手の担当するキーは「上に行くほど左にずれていく」これが最初の重大事項だったわけです。まぁ、今ではもうすっかり慣れたというか洗脳されてしまって無意識にやっていますが、よくよく見ると左手は無理な方向にクイクイ回してるなと思ったりします。碁盤目状のキー配列のキーボードがないものか?と最初のウチは思っていましたですね…まぁ、今となってはどうでもいい事のような気もしますが…そう言うのがあれば買ってみようかとも思うのだけど、それに慣れちゃうと広く流通しているキーボードが置かれたところでは困っちゃいますからね。
なんかね、久々の更新で何も考えずに書き始めたんだけど、書きたいことは一杯ある。と言うか、やりたいことが一杯ある。と言う事なんだけど、オレの場合、いつもやりたい事がいっぱいあるなぁ〜。
ホントはね、そんなに一杯ある訳じゃやないのかもだけど、それに費やす時間が全然ないのでそう感じちゃうのかもだね。特に今は仕事環境がデジタルに変わったのでそこでも「あれがやりたい、これがやりたい」って、作品に関してもいろいろやりたいモノは思い描いているのだけど作画が割りと簡単に済みそうなものとそうでないものの両極端、大変になりをそうな方は「体力的にどうか?」とか考えているんだけど「今やりたいのはやっぱりそれかなぁ〜」とか「だったらこれをやるにはどうすべきか?」なんてね…まぁとにかく「試しに描く」をやるべきかな??
環境が変わった事でいろいろと刺激を受ける物が、と言うか物の見方、いや、今まで気づいていなかった発見と言うか、とにかく新しい刺激に随分と出会っている感じでしょうかね?なので絵柄もまた変わりそうですね。
しかし、なんて言うか…デジタルに変わったにとどまらず、自分を取り巻くすべての環境がいろいろな事を考えさせるんでしょうね〜なんかもう常に激動です。
「人生はやりたい事がない人間にとっては長すぎるが、やりたい事がある人間にとっては短すぎる」ってな事をだれかが言ってた気がするが全くもってその通りだね。
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2013年4月14日(日) |
デジタル元年 |
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新作漫画は『美食広域捜査官 英薫(はなぶさかおる)』と言うタイトルです。4月25日発売のプレイコミック(秋田書店)より連載が始まります。
その1話目の原稿がやっと上がりました。初めてのデジタル仕上げ、私(わたし)的にはネームから下書き、ペン入れとすべてデジタルのフルデジタルです。一部背景画像ではスタッフさんが液晶タブレットに臨む前にアナログで仕上げた部分もありますが、やってみようと言う事でその後はデジタルでの作画となりました。
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判りだすとスタッフさんは楽しそうであったように思います。私はと言うと最初からすでにもう時間がなかったので楽しむ余裕など何処にもなく寝る時間もなく日ばかりが過ぎてしまってクタクタで終わったと言う感じですが。終わってみればスタッフさんも私も、「もうアナログには戻れないな」と言う感じではあります。やはりデジタルならではの良い部分と言うのが沢山あるので・・・
その辺について、また使用ソフト CLIP STUDIO PAINT EXについて実際に1話描き上げてのレポートなんてのが書けそうではあります。まぁ、後で書いてみようかと・・・やはり一枚絵をポツンと上げるのと数十ページあるものを上げるために毎日ほとんど24時間付き合うのとでは感じるもの、得られるノウハウが違うかも知れません。
今現在は提出したファイル(原稿)にいくつか不具合があったのでその修正に追われているので、とにかくそれを終えてから。 |
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2013年3月13日(水) |
なんじゃこりゃ? |
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仕事の方が忙しくなってしまってなかなか日記も書けなくなって来たのだけど、さっきちょっとコンビニに買い物に出たら外がスゴイ事になってました。何がスゴイって風が・・・。
この所毎日な気もするが、どこから飛来するのかすごい砂埃、一瞬で服も頭もカバカバ、目の中ジャリジャリみたいな・・・
黄砂なんですかね?まぁ、とにかく砂埃がヒドイ!
左の写真、仕事場に戻ってベランダから取ってみたんだけど、手ぶれというか風ぶれというか |
カメラ構えてる手が風に煽られて・・・何とかちゃんと撮れた一枚。
東京に出てきて数十年になるけどこんな砂埃のヒドイ風は初めてな気がするな。洗濯物もジャリジャリ、そういや、今日は朝から花粉もキツイ気がしてた。 |
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2013年3月6日(水) |
予告カット |
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新連載の予告カットです。
CLIP STUDIO PAINT EX で仕上げました。
下書きからペン入れス、クリーントーンまですべてデジタルで仕上げた初めての活版用の絵と言う事になります。
所謂、定規や雲形定規を使うような部分も大丈夫でした。先日『直線ツール、曲線ツール』を使い出した、と描きましたが、これによって警察手帳や女の子が右手でクルクルまわしている、これは箸なんですが、それやその動きを表す動きの線も難なこなせました。 |
それからスクリーントーンの作業へ進んだ訳ですが、これはもう選択範囲を撮って落とし込むだけです。アナログ作業の場合はカッターで形に添って切るわけですが、その部分がデジタルでは選択範囲を取る!と言う事になる。デジタルで絵を描く場合、この選択範囲を取る作業と言うのがかなり面倒くさくシンドイのだけど CLIP STUDIO PAINT EX 『選択ペン、選択消し』と言うのが便利に使えます。これは『ペイントツールSAI』と言うソフトにある『選択ペン、選択消し』をワンアクションで出来るような仕様にしたもので所謂“投げ縄ツール”よりも私敵にはストレスがなくて好きです。Comic Studio にもあったのかなぁ?ないような気がするなぁ〜・・・
勿論、それなりに手間は掛かるし時間も掛かるのけど、作業をやってみてアナログと比較した場合、カッターで切る作業よりもずっと楽な気がしました。あれは体力使ってたんだね・・・細かい部分とか思うように切れないとイライラしちゃうしね。周りを剥がそうとしたら、ちゃんと切れてなくて全部剥がれちゃったなんてこともデジタルではない。
スクリーントーンを探す作業もアナログでは埋もれた中から探したり、あるいはスクリーントーンのケース(棚)まで行って「どこだっけ?」と・・・とかなり体を動かしてた事に気づく。細かい部分のグラデーションなども、デジタルではグラデーションツールで塗ってしまってクリック一つでトーン(網点)に変換、これはもうすこぶる便利です。
ただ、CLIP STUDIO PAINT EX では今まで自分が使っていた程のトーンの種類、おもに柄系が少ないのでその辺はどうしようかな〜・・・、でもね、なるべくもうあんまり種類を使わないようにしよう!なんて思ってたりします。
アナログでやってた時も、もう種類が多くなり過ぎて管理しきれない・・・ケースにも入りきらなくなるし、特にアナログの場合、丁度ナイス!なトーンがあったとしても一話の中ですべてのページに張るには枚数が足りない、なんて事もしょっちゅうな訳で、まぁ、その点はデジタルでは枚数制限ないですから、その辺の不便さも解消されますね。
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そういえば、編集さんにデータを送るために CLIP STUDIO PAINT EX から Photoshop に書き出したんだけど、そうすると
全体に少し薄くなってしまう、グラデーションのトーンなどはメリハリが無くなってしまって平坦になってしまう。
これはちょっと困ったぞ!と思ったのだけど .tif ファイルに書き出すと変わりなく出せました。
という事は Photoshop と連携して何かしたい、なんて時には不便そうです。まぁ、なるべく他と連携とかはしないでやって行こうかと・・・ |
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2013年3月4日(月) |
着々・・・なんとか・・・ |
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ちょっと間が空いちまったが・・・て、こんな時はだいたい仕事の方で苦労してしまっていて他に手がつかないって事だったりします。
何を苦労していたかと言うと、新連載用の2話目のネームにてこずっていました。1話目の方の作画に入ってもよかったのだけど、2話目のネームが「これは相当大変になる、いったいどうすればいいか?」と思っていたので、それを解決しておかないとオチオチ作画に入れない!と感じていたので・・・
原作付きの作品なのだけど、ページ数に関して |
は原作が上がった後に設定されたモノなので書かれた原作はページを想定していない。なので相当な分量がある。再構成して、コンパクトにして、それでさらに面白くして・・・てな所で、まぁ、いつもの事ですが苦労する訳です。
しかし、そういう事とは別に作画に入る前に数話のネームは上げておきたいといつも思うのです。
実は業界的には1話しかネームが上がっていないまま、作画に入らなければならない!という事がままあります。
2話目以降がキッチリ、バッチリ作られれば勿論それでもよいのだけど、最初の想定と全然違う!そういう方向に行ったら絶対によくない!という打ち合わせの元に進めたはずが、危惧してた通りそういう方向に行ってしまう・・・
なんて事があるのですが、もうその時では時間がないので修正も効かず・・・てな事があったりする訳です。
自分的には新連載の2話目と言うのは非常に重要だといつも思っています。1話目でキャラクターが良く出来たとしたら、勿論それを継承しなくてはならないし、その後の作品の方向性を決定付ける回でもあったりする訳ですが、しかし1話目のようにページ数は多くを与えられないので、非常に難しい回だと思うわけです。
幸い今回は原作者さんが先行して話を作ってくれていたので、苦労はしたけれど面白くなっているな!と言う手ごたえは感じて来ています。しかし、3話目以降はさらにページが減ると思うので、しかし、作品の方向性として読み切り感ははずせない!となるとまた、3話目も苦労しそうかな・・・ |
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しかしもう作画に入らないと間に合いません。
と言う訳で、現在予告カットを描いてたりします。しかし時間がないので本編からの流用という事にしました。
CLIP STUDIO PAINT EX での初のペン入れをやっているのですが、女の子が左手に持っている警察手帳からはじめました。デジタルで定規を使った作画はどうすればいいだろう?と思っていたのだけど・・・かつて
Comic Studio を弄っていた時には定規レイヤーで定規を作って・・・ |
と、なんか複雑で大変そうなイメージがあったのだけど、 Comic Studioには『直線ツール、曲線ツール』てなものがあったのですね、で、それと同じ物がCLIP
STUDIO PAINT EX でも使える訳で、これが非常に便利な物と判りました。
『直線ツール』は勿論直線を引くのだけど『曲線ツール』はカーブの初めと終わりをクリックして3回目のクリックでカーブの曲がり具合を決められる!アナログで“カーブに合った雲形定規を必死に探して線を引く”なんていう手間は全くいらない・・・なんか、デジタルで背景も描けるんだな!と言う実感がフツフツと涌いて来たりしました。上の画像では初めて使ったので線の太さが把握できていなくて警察手帳の輪郭線はもう少し太く修正しないといかんな!と思いますが、その変は慣れでしょうかね、兎に角これから・・・ |
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2013年2月10日(日) |
ネーム40 |
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現在製作中の新作のネームだが、完成した!44ページで・・・内容もOK!となった。しかし、もともと40ページの想定。収まりきらないから何とかしようと書くのにものすごく時間が掛かったのだがやはりなんとかしなければならない・・・
という事で残念だがいくつかのシーンはカット。いくつかのコマは小さく・・・
こういう作品の場合かなり絵がぎっしりになってしまうので実際の原稿では予想以上に時間が掛かる。なんとか一ヶ月で上げて締め切りには |
余裕を持ってはじめたかったが多分一ヵ月半以上は簡単に掛かりそうだ。デジタル作業での手探りの状態を考えるとうーん・・・ |
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左の画像は44ページあったものを40ページに直したもの。直した部分の繋がり、変更部分をこれらら作業・・・
CLIP STUDIO PAINT EXの操作の方は、とりあえずネーム作業で扱うページ管理的な部分 |
は把握したが、実際に原稿作画に入った時に使いそうな定規だのコマ割りするツールだのをこれから早急に覚えねば・・・・結局、私のメインの机はデジタル作業専用の場となってしまったので、もう何が何でもその方向でいくしかないのだ!と言うか後戻り出来ないように自分自身で追い詰めていたりする。 |
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2013年2月2日(土) |
デジタル作業 |
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ネームをデジタルでの作業にした事で変わった事があります。それは吹き出しの中の文字をキーボードで打ち込んでいる事。
最初は時間が掛かりそうなので躊躇したのですが、いつもあわてて書く文字は読み難くなるので打ち込む事にしました。
かつては原稿が仕上がった時に、台詞を原稿に改めて書き直していた訳ですがその手間を省けそうです。 |
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ネームではラフ絵を描くわけですが、このファイル自体にレーヤーを重ねて本番の原稿を描こうと考えているのでネームのラフ絵をアタリとして使えそうなので原稿に改めてアタリを取る必要もなくなるのでその辺も手間が省けそうです。
とかくアナログ作業の漫画製作では無駄な手間が沢山あります。ネームにしても書き直すときは台詞の文字もすべて書き直し、1コマ増やす、なんて時もページ全部描き直し、あるいは数ページに渡って・・・
この辺はデジタルでも似た感じではあるのだけど、文字はページ内であれば移動すれば使える、ページをまたいで違うページに持っていく場合はコピー&ペーストで行けるのかなぁ?まだその辺は検証していない。
絵に関しても移動は出来るのだけど、消して書き直すにしても私がここまでやった感じではアナログよりも疲労を感じない。それはアナログよりも消しゴムツールで消すのが簡単にきれいに消える、と言うのが大きいかも知れない、ゴミが出ないのも大きい。いちいち紙をゴミ箱の上に持て行って羽ボウキでさっさかやらなくてすむ。
それで掛かる時間が短縮できているか?と言うとその辺はまだ使い勝手を手探りで模索しているので微妙・・・文字を打ち込むのも私は遅いし・・・。ただ、慣れてしまえば、漫画製作全体を通して短縮出来そうだ。 |
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左の図は1話の全体を見渡した所。
かつてこの日記で、全体を見渡せるのが自分には重要!てなことを書いたが、それも簡単に出来る。まぁ、この表示ではセリフまでは読めないが流れは充分掴める。
ただ、使っているソフト、CLIP STUDIO PAINT EX と言うのは調べた所、まだ、開発途中と言う部分もあって、Comic Studio
EX のように集中線のフィルタみたいな部分などが未搭載らしいので |
仕上げをやるにはちょっと不便そうでもあるので、その辺はどうすべきか?思案中・・・ |
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2013年1月25日(金) |
やりたい事すべき事 |
年末の日記にやりたい事が沢山あって大変だ!みたいなことを書いたのだけど、その内の幾つがこの年末年始で出来たかを数えてみた。
出来たのは 液晶タブレットの導入、『空のキャンバス完全版』の公開、『だいたい週刊いまいずみ』の創刊、『セピアの宝』のYouTubeでの公開、商業誌の方の新作のネーム・・・これに関してはキャラクターの性格付けがあいまいな作品でしたのでもともと「一度ネームに起こしてもらって・・・それから」という事だったので、これからまたすべて書き直さなければならないのだけど、現在その作業をすすめている所だったりします。
他にDAWで作りかけの曲がたくさんあるのだけど正月中になんとか1〜2曲はちゃんとした形に出来ないかなぁ〜と思っていたのだけど、そちらは全く手付かず。これに関しては時間が取れなかったのは勿論だけど、液晶タブレットの導入で机周り、PC周りの環境が変わってしまったので、音楽用のキーボード(ピアノのような鍵盤のあるやつです)を置くスペースが無くなってしまった、と言うのもあって、まぁ、キーボードスタンドを導入しなくては・・・と考えているのだけど、どのみち時間が取れそうもないので後回しだったりします。本当はそれ(音楽)専用のPCが組めれば一番いいのだけどそんな余裕はなし・・・
秋に壊れてしまったサブ用のPCの代わりに導入した新しいPCは先日やっとディスプレイを繋いで動作確認だけしました。これにはSSDとかも導入されてて起動はむちゃくちゃ早い感じです。もちろん、まだ何のソフトもインストールしていないのでそうなのかな?と言うのもありますが・・・
本当はこのPCを私が使うメインのPCにしたかったのだけど断念しました。何故かと言うとそちらのPCにはディスプレイが2台までしか繋げないという事が判明したからです。現在私の使っているメインのPCには液晶タブレットを含め3台のディスプレイが繋がっているのですが仕事をする上でこの環境は崩したくないな、と思うわけです。
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どのように使っているかと言うと、絵を描画するのは勿論、液晶タブレットになるわけですが(かつてはこの部分がアナログで普通に製図版のようなものの上で原稿用紙に書いていた訳です)正面のディスプレイは色々と撮って来た資料写真などを何枚も広げて見るためのヴューワーの役目ですね、右側のディスプレイはその資料の入ったフォルダを広げておくために使っています。
必要な資料があれば右のディスプレイからドラッグして正面のディスプレイにはあらかじめそれ用のソフトを開いておいてそこに広げて見る、という感じです。 |
スタッフさんに出す資料も全部こまめにここからプリントアウトして渡していました。
仕事ではどの資料が必要かを探すためにも10枚くらい写真を広げるのは当たり前になってしまうのでディスプレイが1台しか使えなくなると非常にやり難くなってしまうのです。
で、何故、新しいPCの方はディスプレイが2台しか繋げない仕様にしてしまったか?まぁ、わたしが注文する時に失敗した訳です。当時(去年の秋頃)は仕事で Word(Micrsoft Officeに組み込まれているソフト)のファイルが送られて来ることがあったんですが、私の使ってるメインのPCにはMicrsoft Officeは入っていなくていつもファイルが開けなかった。なので新しいPCにはMicrsoft Officeを入れたんですが、当たり前ですがそれで価格が2万円ほど高くなってします。
価格は私が現在使っているPCと同じくらいに抑えたかったので、普段なら絵を描く仕事なのでグラフィックボード(ビデオカード)は1ランク上げてたのだけどだけど、もともと性能自体はかなり高いPCなので別段絵を描くには支障はないと判断してグラフィックボードのランクを上げる事はしなかった。まぁ当時ディスプレイを3台繋ぐという考えもまだなかったと言うのもあるのですが・・・で、その時やっていた仕事は突然終了してしまったから、この先Micrsoft Officeを使う予定は全くないので・・・損したなぁ〜、積んでるメモリも新しい方が多いので、ああ・・・
今後、液晶タブレットを導入して、いくつかディスプレイを繋げなければならないとお考えの方はグラフィックボードのディスプレイを繋げるポートの数には注意しましょう!また、ポートにはディスプレイポートとか、DVIポートとかいくつか種類があるのでディスプレイ自体がそういったものに対応しているかの確認も必要です。最悪、変換機を通せば何とかなるかもしれませんが、推奨はされてないと思います。
まぁ、もともとのPC内環境を新しいPC内に構築する必要(手間)がなくなったのでそれだけは唯一助かった事かも・・・
話はかわりますが、『だいたい週刊いまいずみ』は今夜か、明日には最新号を公開する予定です。一応、毎週末(土曜日前後)に最新号公開!と言う感じです。 |
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2013年1月19日(土) |
『だいたい週刊いまいずみ』創刊!無料 |
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トップページでも紹介しましたが、『だいたい週刊いまいずみ』と言う週刊誌?を漫画onWebにて創刊しました。タイトル通り“週刊”と言っても“だいたい”です。ちょっといい加減です。いい加減でないと継続できそうにないので・・・(笑)
内容は自分の描いた漫画を“だいたい週刊”で読めるようにして行く、という感じです。本当は描いた作品をたーくさんデータに変えた後に始めようかと考えていたんですけど・・・やはり数作品ずつ載せれた方が非常に雑誌っぽいですからね。
創刊号(第1号)は『空のキャンバス完全版』から3話目までと『ラストトレイン』(フルカラー作品)を載せています。作っていて判るんですが、やはりある程度のページ数、複数作品で構成させると「それっぽいな〜」と思うわけです。
余白ページにいくつかリンクバナーを配置したんだけど、一読者からすると広告 |
みたいなのはウザイと感じる事も多々あるのだけど、作る立場になると、そういう物が配置できると「なんか、非常にそれっぽくなるなぁ〜」という気がしました。
漫画雑誌ではよく原稿が間に合いそうもない時に編集さんが最後の方の余ってしまうページを埋めるために広告ページを用意するなんて事があり、広告が不自然に何ページも続いてしまったりする。しかし数ページも真っ白けのページがあったら変ですしね、落丁か?てな事になってしまいます・・・まぁ、それは苦肉の策と言うことですがデザイン的にも広告と言うのは案外重要だったりするのだな、と今回改めて思いました。
とにかく2号目からは『空のキャンバス』を1話ずつ、と言う感じになってしまいそうですが、まぁ、Webでネットサーフィンの合間にちょっと読んでもらうには逆にその方がいいのかな?と言う気もちょっとしています。本腰を入れて読みたい時は一巻ずつを購入して読んでください!
『だいたい週刊いまいずみ』
http://mangaonweb.com/creatorOCCategoryDetail.do?action=list&no=31884&cn=30087
話は変わりますが前回の日記に書いた『セピアの宝』(動画楽曲)ですが、どうも環境によっては埋め込み動画が機能しないようで、リンクとしても機能していない単なる黒い画面になってしまう事があるようで・・・なのでリンクを張っておきます。まぁ、この曲(唄)は御覧、ご視聴頂ければ判る通り『空のキャンバス』をイメージした唄です。
曲自体は私が作っていますが歌っているのは勿論私ではありません、ただ、この歌声は誰が歌っているのかは表記出来ない、どのような人?が歌っているかも表記出来ない、と言う規約のようなので不自然ですがあえて表記していません。あしからず。
『セピアの宝』http://www.youtube.com/watch?v=viAViJXyXs4&feature=player_embedded |
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2013年1月14日(月) |
セピアの宝 |
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去年DAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)と言う物に出会いまして・・・要するに、音楽をアレンジ(編曲)して仕上げる事が出来るソフトです。勿論、曲自体は自分で作らなければいけないのだけど、かつて学生の頃には曲作りをした事もあったので・・・ですから30年ぶりくらいでしょうかね、またちょっと音楽をやってみようかな、と思った訳です。
で、最初に仕上がったのがこの曲なんですが、YouTubeに上げるためには映像が必要だという事で映像ソフトも弄りだしました。どちらも自分が普段使っている画像処理関係のソフトとは全く違うので大変です。たまにしか弄れないからなかなか理解できず、なんとか形になったのがこれ!と言う感じです。
実は半年くらい前にはこの形になっていたのですが、もうちょっと直したいなどと思ったまま時間が取れずどちらのソフトも全く触らないまま月日が過ぎてしまったので、今手直ししたらグチャグチャになりそうなのでやめました。まぁ、また次を作った方が楽しそうだし・・・
YouTubeへのUPの仕方もわからない・・・とずっと思っていたのですが、仕事の合間にアカウントを取って画面のそれらしき所をクリックして行ったら出来ました!でもすでに、そのアップロードするページがどこだったか解からなくなっています、う〜ん・・・ |
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http://www.youtube.com/watch?v=viAViJXyXs4&feature=player_embedded
※この辺に表示される歯車アイコンで画質を調整しょう・・・・・↑ |
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2013年1月10日(木) |
液晶タブレット |
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漫画を描く工程をデジタルにする。
これは自分がデジタルで作業をしたい、と言う思いよりも、漫画業界が昔から抱えている大きな問題、それを解消するためのほんの糸口になれば!と言う切実な所が出発点であったりします。
デジタルで作業をすればその問題点がすべて解決するなどという事はまずありえませんが、アナログで作業していたのではこの先絶対に解決する見込みはない!そうなると、いずれは漫画を製作する事も出来なくなる!と言う事がハッキリしているので、ほんの少しでも打開の可能性があるなら、その方向へ踏み出すしかない! |
という事であったりします。
この辺は要求される漫画のタイプにもよりますが、一般的に出版社さんが求める背景のきちっと入った所謂ストーリー漫画なり、劇画なりを任されている同業者の方は同じような考えを持っておられる方も多々いるかもしれません。すでにそういう方向に歩み出ている方もたくさんいると思います。私も遅ればせながら・・・と言う感じでしょうか。
これまでもカラー原稿の色塗りなどはデジタルでやることは多かったのですが、活版原稿用のそれは初めてとなるのでたいへんそうです。実は相変わらず部屋の中はごった返したままなのですが仕事の方にも取り掛からなくてはならないので現在CLIP STUDIO PAINTなるソフトでネーム作業に入っています。 |
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これは今まで多くの漫画家さんが使っておられたComic Studioと言うソフトの後継ソフトで、かつてComic Studioの使い方は覚えたのですが結局仕事には使わず仕舞いだったので今ではすっかり忘れてしまっている自分としては新しいソフトを覚えた方がいいかと思いこちらで始めています。
とにかく液晶タブレット自体にも慣れなくてはいけないので・・・やはりアナログとは随分と書き味が違います、早く慣れないと・・・! |
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2013年1月4日(金) |
ごった返す部屋 |
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明けましておめでとうございます。
本年もよろしく!
現在仕事場は物に埋もれてごった返しています。
新しく設置した機材=これは液晶タブレットと言う物で液晶の画面に直接絵をかいて入力出来るというものです=梱包されて来た箱がかなり大きかったので、重量も30Kg程あるし・・・むむ、どうしよう!!いかがすればいいか?などと困惑していたのだけど、箱から出して机に設置すれば「まぁ、こんなものか」と収まっています。
一度、展示された物を見て来ているので概要は把握はしていたのですが。机の一番手前で傾斜して設置されてるのがそれです。
しかし、机を1つ占拠してしまうので、ここでアナログ作業と言う訳にもなかなかいかない。私が使っている机は会議テーブルのような大きな物なので左右に余裕がありますが普通の机だと目いっぱい使ってしまいそうです。
しかし左右には色々と小物をおくスペースは必要なのでこれ以上ぎちぎちにするわけにはいかない。 |
この機器は台座がよく出来ていて角度調整も自由、簡単に変えられる上しっかりしてるので、上にデスクマットを1枚乗せればそこでアナログ作業も出来そうだけど、精密機械の上でゴミや埃の出る作業はいかがな物か?と思うのでそれ用の机を隣に引っ張って来ようか?しかしそれでは部屋がぎゅうぎゅう詰めになってしまう。いざと言う時に机の後ろに手が届かなくなると配線の調整も出来ないではまずい!と思い思案中。
その中で、兎に角新しい機器を使った場合どうなるか?を検証すべく少し弄ったのだが、予想していたとおり、使いやすい角度にすると天井の照明が移りこんでしまう。なので急遽、間接照明にすべく、その機器(あまりに部屋が汚いので写真を加工してあるので判りにくいですが、右手前に写っているポール、電球が3つ付いている)を導入。ダンボールも増えるはでさらに部屋がごった返してきています。
新しい機器の接続でやはり不具合と言うか戸惑った、てこずった部分などあったのですが長くなるのでそれは後ほど。 |
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2012年12月30日(日) |
次にすべき事は何か? |
次に何をすべきか?この所ずっとそれを考え続けている?
いや、そう考えてる間ももちろん行動しているのだが、やるべき事が多すぎて次の一手(行動)は何をするのがベストか?に頭を悩ませながら行動しているという事だ。
何故かと言うとやるべき事はとにかく片っ端から手当たりしだい手を付けて行けば最終的には終わる!という類の事ではないからだ。
ある事はそれに手を付けたらそのまそのまま継続的に最低でも暫くは他が手を付けられない、またある事は仕事場の環境を激変させるため・・・これは現在使っているPCに関する事だが、大きなな機材を接続しようとしているのだが、そのドライバを入れたとたん何か不具合が生じないか?(PCではよくある事だ)その時の対処は万全に出来るか?万が一不具合が生じてPCが使えなくえなくなった時に慌てふためかないために先にやっておくべき事があるんじゃないか?とか、いや、機材を接続するのは先日この日記にも書いたまだ箱に入ったままの新しいPCの方にすべきなのではないか?とか、しかし待て!それぞれのPCの出力ポートには違いがある、現在の環境をそのままそちらで継承できるのか?とか、その前に!設置する機材は大きい、設置した後の移動は困難だ!机の配置をもう一度先に考えな直すべきではないのか?とか、これからの仕事のために目を通さなければならない資料がたくさんある・・・いや、これは後回しだ!環境を整えるのが先、これは明らか!一つ答えが出た。・・・・いや、すべて出た!まずは機材の接続設置!どの道、箱から出して設置してみなければ机周りのバランス、使いやすさは判らない!そうだ!それでダメだったらその時はその時、改めてすべてを考えよう!移動が大変なのは仕方がない!労力を惜しむな!!
ありがとう!この日記を書くことで次にまずやるべき事は答えがでました。いや、他にもまだやるべき事はあるのだが、とにかくこの機材設置に関しては即実行! |
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2012年12月26日(水) |
ぷは〜 |
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ぷは〜!!です。
何が「ぷは〜!」かと言うと、この日記に顔を出すのがぷは〜!です。
実は現在漫画onWebに『空のキャンバス完全版』の配信を開始しまして公開している途中なのですが、例の如く確認作業などをしていると結構文字抜けなどがありまして・・・この辺が原稿からスキャンしたファイルでは手間も掛かるしミスも発生してしまう所なんですが・・・
思った以上にそういった箇所がありまして、一気 |
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2012年12月21日(金) |
見開き |
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『空のキャンバス完全版』は確認作業に入っています。やっぱり結構ミスはあるんですが、それとは別にスキャン原稿に戻って作業をやり直している所があったりします。それは見開きページ。
コミックビルダー上でいくら上手く合わせても境目が出てしまうのだけど、これ、うまく繋ぐ方法が判りまして・・・要するに両方のページの接続した部分を重ね合わせられるように重複して作っておけば左右から調節してうまく合わせられると・・・
勿論原稿自体最初から折り目が入って左右ページの中央は途切れて隙間があったりするので、その辺を修正してからでないといけないのですが、せっかく紙の本とは違って所謂本の喉の部分までPCでは見れるわけですからきれいに繋げよう!などと・・・
あらためて紙のコミックスをみると見開きの喉部分はよく見えません、無理に見ようとすると本が壊れてしまいそうです。この辺はPC・・・と言うかデジタルの利点な気がします。
左上の画像は繋ぎ目がわかってしまうもの。左下が修正してシームレスになった物。見開きで広い空間を表現したような箇所ではやはり奥行き感が違う気がします。 |
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2012年12月15日(土) |
カラー原稿 |
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このHP用にカラー原稿を描いています。『空のキャンバス完全版』のデータUPの作業中でもありますが『げき鉄』の最終回の告知用の方を先にやらなければ!と・・・
実はカラー原稿は随分と描いていないので、あまりにも間があくと描き方を忘れてしまう、ここでちょっとリハビリをしておこう!という意味合いでもあります。やっぱり久々になると戸惑う、と言うか要領が悪くなってしまう所があったりするので・・・
そう言えばかつて『げき鉄』の中で主人公・鉄蔵が海の荒波を描くというシーンがあったのですが、これはちょっとコンピューターで塗るには不向きだなと思いまして・・・所謂墨絵の“擦れ(かすれ)”みたいな表現はコンピューターは苦手です・・・なのでこれはアナログで塗ろうと絵の具を引っ張り出したのだけど、どれもこれも固まってしまっていて使い物にならない、仕方がないので付けペン用の黒インクと修正液のホワイトで仕上げました。
もともと修正液は薄く引き伸ばして使う用途には作られていないので少々使いにくい気はしましたがなんとかなりました。まぁ、昔の人はろくな絵の具もなく描いてる訳ですからね・・・ |
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2012年12月14日(金) |
遠征 |
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なんか、うかうかしてると世の中に乗り遅れる!と言う訳ではないが思う所あってIT機器などを見に行く。とは言っても漫画を描くための機器だ。
まぁ先日の血液検査の結果で胃痛とは関係ないがあまり良くない数字も多々あったので体を動かさなきゃいかん!と言う思いもあり、とにかく出かける。電車だけどね。いやでも歩くし・・・
ずっと仕事場に篭りきりだったので混雑する駅では人にぶつからないように歩く術をわすれてしまている感じだ。 |
目的の機器の展示品をどれがいいか?どういう風に使えるか?いろいろと弄り倒して帰る。安い物じゃないのでしばし検討しよう。普通こういう時、ついでだからとつい「必要になるかも」なんて考えて何か買ってしまうのだが今回はそれもなし。手ぶら。無駄使いはしないのだ。急用も出来たのでそそくさと帰る。 |
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秋にパソコンが一台調子が悪くなり、あわてて新しいのを注文したのだが、連載が終了する運びになったのと、例の腹痛・蕁麻疹でセッティングする時間が取れなかったので、幸いそちらのパソコンは使う頻度も低いのでなんとか調子が悪いパソコンのまま凌いだ。なので新しいパソコンは未だに箱に入ったまま。
それも含めてここで体制を整え直そうてな事です。
左の写真は電車から見えた私が住む界隈のスカイツリー? |
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2012年12月13日(木) |
最終準備 |
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もうホントにホント、やっとという感じですが『空のキャンバス完全版』の公開の準備に入りました。
データ自体は随分と前に作業を終えた感じではあったのだけど、そこからなかなまとまった時間が取れず・・・
で、漫画onWebににアップするためのビルダ−と言うのに入れて行く訳ですが、使うのがあまりにも久しぶりなのでちょっとあたふた・・・、と言うか、私の知らない間にビルダーもシステムも進化してしまっているわけですね〜、おじさんは追いつくのに大変です。
作業をしていると完璧に仕上げたはずのデータが「あ、ここダメ!こっちも!ここはスクリーントーンがはがれてひっくり返ったままだ・・・」なんてのがあったりしてね・・・いちいち手が止まってしまうのは鬱陶しいので、とりあえずみんな突っ込んでなんとか形だけ整えよう、確認は後回し!なんてことをやっております。 |
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2012年12月12日(水) |
蕁麻疹 |
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先月、11月ですが、3週間ほど腹痛と蕁麻疹に悩まされました。
蕁麻疹と言うのは生まれて初めてです。
腹痛と蕁麻疹とどちらが先でどちらが後だかよくわからないのだけど最初はポツポツと蚊に刺された時のようなぷくっと膨れたのが出来て痒いのだけど・・・いや、痒いから掻くと蚊に刺されたような跡が出来たような・・・兎に角最初はポツポツとだったんですけどね。
どうもその頃から腹も少し痛くなってたりしたんだけど1週間ほどは小康状態。しかしその後腹痛の方が、胃と言うよりも胸、食道のアタリですね、グワっと痛みが続いてどうも食べ物が飲み込みづらいような・・・これはいかん!と即効で病院へ行き胃カメラで診てもらいました。「まぁ問題ない、食道が少々荒れてるくらい」という事でかつて胃潰瘍の時に出されたのと同じくすりを処方されましたが効く気配はない・・・(胃潰瘍の時はよく効いたんだけど)。この頃から蕁麻疹もひどくなってきていたので次の日には皮膚科へ。
しかし蕁麻疹は一気に勢力を拡大して最初は左上図のようにポツポツだったものが左中図のように連結して終いには左下図の如く世界地図というか大陸棚と言うかもうボコボコとなってまるで象の皮膚のように・・・。勿論痒いし、表面は熱を持ってる、体温も上がる。薬の影響(アレルギー)も考えられるので薬を変えたりしたのだけど・・・
その後腹痛のもっとひどいのが来た。今度は食道ではなくて胃の方。
胃カメラを胃にいれられているとだんだん胃が重苦しくなってくるのだけど、もうそれが延々続いた状態、さらに胃の壁を思い切りどーんと押し込まれたような痛みが・・・治まらない・・・いすに座っているのも辛い・・・ |
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一度は横になって眠りに付けたので半日くらいで目が覚めたときには治まっていたのだけど二度目の時は眠りに付けず絶えられなくなり、夜中だったのだけど熱もあってフラフラで「これはもう救急車か?」と・・・しかしなんかそれはちょっと・・・と、変な所で気力を振り絞りフラフラのままなんとか自力で救急診療へ・・・
結局、何度病院へ行ったのかもう判りませんが血液検査、尿検査に始まって胃カメラ、レントゲン、CT,エコーと一通り検査しましたが原因は特定できず、まぁ、自分が思うにはなんらかのアレルギーなのかなぁ〜と言う感じです。蕁麻疹が勢力を拡大すると消化管にも影響が出ていて、特に胃の幽門の辺りが閉まってしまうか腫れて閉塞してしまうか・・・胃の上の幽門が閉塞してしまうと食道が痛み何時間も治まらない、下の幽門が閉塞してしまうと胃がひどく痛くなってしまう、そんな感じ。そういえばこの期間、葡萄やヨーグルトの甘みで唇がぷっくらと腫れてしったりもしました、腫れると1日引かなかったりしました、とにかく敏感になっていたようです。なので怪しい物は食べれないし何を食べるにもビクビクしていました。蕁麻疹が引いてくると腹痛の方も終息してきたような気がします。現在も薬は飲んでいますが・・・
結局根本的な所は『疲れ』なのでしょう。仕事のノルマが遅れて睡眠時間が取れない日が続いてた時からはじまっているので、抵抗力がなくなっていた気がします。しかしこの時の原稿は小康状態の時に上げることが出来たので幸いでした。でも無理は禁物。 |
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2012年12月8日(土) |
『げき鉄』最終回 |
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『げき鉄』の最終回を執筆中です。
雑誌の方では「次回が最終回」と言う告知が見当たらないのですが・・・どこかに書いてあったかな?・・・とにかく次回が最終回です。
その雑誌ですが今回は入手が難しかったかもしれませんね。このHPでもトップページでインターネットで購入出来るサイトにリンクを張っていますが、どこも最初から「品切れ」となったままでした。理由はわかりません。
読みたかったのに読めなかったと言う人もいるかも知れないと思うと申し訳なく残念に思います。
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ですが『げき鉄』は最近ずっと読みきり形式の話作りとなっていました(います)ので、勿論、最終回も単独の話として楽しめる作りとなっています。感動のフィナーレです、ご期待ください!
上の写真は数日前に撮った物なので下書きのままの所があったりスクリーントーンもまだ全く貼ってありませんが、現在は大詰めです。本当は先週中に渡したかったのですが、今回は絵が大変になってしまいました。
上の写真に限らず、日記に書こうかな?と言う話題があると写真は撮ったりするのだけど、結局書いてる時間が取れずに使わずじまいってのがう〜ん・・・ほんなこんなで随分と間があいたなぁ〜、う〜ん・・・ |
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2012年7月17日(日) |
空のキャンバスGold |
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左の画像・・・新作読み切りの『空のキャンバス』です。
そういった情報をもっと早く提供しようと、これはもう随分前に作画中に撮った写真なのだけど、急に決まった仕事で締め切りから逆算すると連載の合間に描いてギリギリという状況だったので(まぁ、この業界はだいたいそうなのだけど)忙殺されてしまい、今だその余波の中にいるという感じでして・・・あれ、今日ひょっとして発売日じゃあるまいか?と思いあわててここに書き記している始末・・・ |
とにかく20数年ぶりの新作空のキャンバスです。掲載されているのは『漫画サンデー』(実業之日本社)です。少年サンデーではありません。お間違いなきよう!読み切りですよ〜!一話完結!7月17日発売(No.26)です。ぜひぜひ・・・ |
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2012年4月14日(土) |
空のキャンバス完全版 |
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随分と間があいてしまった。
仕事を含め、やらなければならない事、はたまたやりたい事もたくさんあり過ぎて・・・この歳でこれだけやりたい事がある人間も珍しいかも知れない。
と言う事で、前回の日記も書きかけてほったらかしになってしまっていたのをアップしました。
今回の左の絵は『空のキャンバス』ですね。
デジタル完全版を作ろうと原稿からスキャンしてゴミ取りやら文字載せやらはたまた劣化してしまったカラー原稿の修復塗り直しなど、仕事の
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合間に人の手も借りながらこつこつと、と・・・取り掛かってからかれこれもう2年くらい経ってる気がするのだけど、まぁ連載の仕事に取り掛かってるあいだは全く手が付かない訳だから仕方ないか?という感じだが中でも一番の難関は紛失してしまっていてどうしても発見できなかったカラー原稿の復元。
コピーを取って色付けしたものなら原画が残っている可能性もあったのだけど上の画像などはイラストボードに直接描いたものだったので線画も残っておらず・・・印刷物からトレースしてもう一度線画を描き起こそうか?とも思ったのだけど、この作品を描いた時から相当な年月が過ぎている訳で、いくら描いた当人とは言えニュアンスがかなり違ってしまうと思い断念。何とか残っている白黒の印刷物から復元できないかと試行錯誤、時間は掛かったけどやっと何とかなったかな?と言う感じです。
せっかく苦労して描いたカラー原稿や2色原稿はやはりそのまま読めるようにしたい!と言うのは作者として当然の思いであったりする訳で、現在では2色原稿と言うのはあまり見かけないかも知れませんが、そういう意味でも新鮮かも知れません。描いた当人でさえ、あそこ何を描いたっけ?と振り返る時、いちいち原稿を引っ張り出したりすることはありませんから、コミックス(単行本)を見る訳で・・・そうすると長い年月の内にイメージはその印刷された白黒のイメージで固定されてしまっている訳です。なので色の塗られた原稿を見るとものすごく新鮮だったり、驚きがあったり、世界がもっと奥深く広がったような気さえするのですよ。 |
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とにかく、あと少し・・・
『空のキャンバス完全版』完成の ゴールが見えてきた感じ。 |
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2012年2月15日(水) |
赤城おろし(落書きシリーズ第3弾) |
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私は群馬県の桐生と言う所で育っています。毎年、今頃の季節は『赤城颪(おろし)』と呼ばれる風がビュービューと吹きます。
日本海から流れてきた風が山を越え関東平野に吹き降ろす最後の山が赤城山と言う訳で、あたかも赤城山から吹いて来るように感じる訳ですね。この風は午後から夜にかけて吹く事が多いかった気がします。もちろん時間かまわず吹く時は吹くのですが・・・
私は高校時代、6キロほど南にある学校へ自転車で通っていました。地形的に弱冠下り、帰りは北へ向かって弱冠の登りとなるのだけど、その学校帰りの時間にビュービューと吹いていたりするのですよ。私の通っていた学校は高台にあって、そのすぐ下をバイパスが通っているのですが、このバイパスも高架されているので風を遮るものは何もありません。ここを北へむかって走り出すのですが、悪いことにここは立体交差に向かってさらに道が登っていたりします。
そこへ赤城颪、もうですね、自転車のサドルから尻を持ち上げて全体重をかけて必死に漕ごうとするのだけどペダルが全く回らない、やっと風圧とつりあってビクとも進まない、なんて事が何度もありました。しかたなく自転車を押す事になるんですけどね・・・私の家は当時、周り中、畑だったのでこの風が吹き荒れると出窓とか、酷いときは畳の上までジャリジャリとしていました。故郷の町は大好きなのですが正直、あの風だけは何とかしてくれ!などと思ったものです。
ですが、この風ですから“凧揚げ”なんかやるとヒュルヒュルと揚がってしまいます。とは言っても子供の時は慎ましやかにしかやっていません。
これも高校生の時、何故その時凧を手にしてたのか?覚えていませんが、もう、凧揚げなどやらなくなって久しかったですからね。でもすぐそこに高台の風が吹きすさぶ絶好の場所があって・・・折角だからと紐を沢山買ってきて・・・とは言ってもたいした金は持ってないわけで、凧揚げ用の紐を5〜6本繋ぎました。100メートルくらいあった気がします。
これがね、あっという間にのびきってしまうのですよ。普通、凧を揚げる時は最初少し風に向かって走ったりしますが、そんな必要は全くなく、手を離した瞬間もうビューンと、ひもを手早く伸ばして行かないと・・・紐を引きちぎりそうな勢いで・・・指は焼けどと言うか切れそうと言うか・・・紐は延びきってもビュンビュンと唸りを上げて・・・いや、うのその唸りが聞こえない距離まで揚がってしまったのですが、とにかく引っ張られる。
これ、紐を延々長くしたらどこまで揚がって行くのだろう?と思ったのだけどそれは試していません。この時も今にも紐が切れそうな勢いだったのと、万が一、凧がバランスを失って墜落したら危険だ!と思った訳です。別に、すぐ下に下に民家があった訳ではないげど、やはり紐が切れて飛んでいってしまったら危険だと・・・
・・・と言うか・・・それにそうだ・・・この文章を書きながら思い出して来ました。
この時は高台のさらに一段高い所からだったので、ビュンビュンと飛んでいましたが、ひょっとすると高度・・・と言うか凧の揚がっている角度はあまり高くなかったような・・・そうです、紐が長くなるにつれて、その紐自体の重さで凧の高度がどんどん下がって来ていた様な・・・そうそう、多分そうだった気が・・・・とすると上の絵はちょっと間違ってるな。いや、しかし待てよ、ひょっとすると、ひもを取り付ける角度のせいで高度が下がってたのかな?う〜ん・・・まぁ、兎に角、ビュンビュンと飛んでいたのですが・・・・
しまった!こんな事を書くいていたら疑問が涌いてきてしまった・・・・
でも、多分、紐の重さだろうな・・・だとすると、ですよ。もっと紐を長くするためにはものすごく軽くて丈夫な紐を使うか、さらには凧自体も軽く大きくしなければならない、と言う事でしょうか?
でもあの風の中でそんな実験をやろうとは思いません。大凧が切れて飛んでいってしまったら本当に危険です。だいいち揚げてる本人が引っ張られてしまう。そういう事は大凧大会などを催す専門家に任せて置くのがよいかと・・・いや、専門家もあんな強風の中では決行しないでしょう、たぶん。
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2012年2月6日(月) |
群馬県青葉市 |
群馬県青葉市・・・これは『神様はサウスポ−DIAMOND』の主人公・金石剛の故郷ですが、勿論群馬県に青葉市などと言う市は存在しません。まぁ、私の故郷辺りを想定して描いています。
この作品では山を大きく自転車で下って東京方面を眺望するシーンがあるのですが、かつて友人と故郷のすぐ北側に鎮座する赤城山にオートバイで、2人乗りで登った事がありました。高校生の頃です、秋でした・・・作品の中では主人公とヒロインのカップルですが、私と友人はムサい男同士です。
上りは山の西側、前橋方面から登る新しい整備された道をスイスイと登ったのですが、この友人とは何処へ行くとも計画も立てずフラフラと出かけたりすることが多かったので多分この時もそんな具合だった気がします。
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山頂へ近づくにしたがってどんどん気温が下がり山頂の大沼湖畔に付いた時はブルブルと振るえ売店に飛び込みました。2人ともウィンドブレーカーを羽織ったぐらいの軽装だったのだけど山頂はもう雪が降る一歩手前と言う感じだったと思います。
すると売店のおばちゃんが新聞を1部ずつくれました。もちろん古新聞。「これをお腹に入れていきなさい!」と・・・言われるままウィンドブレーカーの中に野球のキャッチャーのプロテクターよろしくあてがいスタート。
これは効果絶大でした、温かった。「ありがとうおばちゃん!」と2人が思ったのは言うまでもありません。
山を降りる時は山の南面にある古い道を選びました。こちらは舗装もされていないガタガタ道なのだけど自分たちの住む桐生方面へは近道となります。
ですがガタガタ道、タイヤは砂利に取られてズルズル滑るわ、でこぼこでバンバン跳ねてしまうわのワインディング・ロードだから下りでスピードは出るし崖から飛び出そうになって散々だったのだけど、途中に展望台があって、とは言ってもちょっとした空き地という程度の物だけど、とにかくそこで一休み。そこからは関東平野が一望出来る、と言う場所です。
この時のイメージを元に作品のこのシーンは描くいていましたですね。
まぁ、もっとそんなシーンを織り込みたいなぁ、などと思ってもいたのですが、これからの作品でって事でしょうか・・・
この山を下るシーンは現在発売されている
『神様はサウスポーDIAMONDスペシャル』に収録されているはずです。
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2012年2月2日(木) |
貯水池 |
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落書きシリーズ第2弾
子供の頃、私が住んでいた近所には『貯水池』と呼ばれる施設があって・・・とはいっても、もうずっと使われてはいない、廃貯水池なのですが・・・周囲1キロくらいだったでしょうか、ぐるっと5〜6メートルくらいの高さのコンクリートの壁に覆われた施設で、その外側は土手が盛られていました。
すぐ横を流れる渡良瀬川から水を引き入れていたのだと思うのだけど、そちら側の壁は大きく壊れていました。台風か何かの増水で壊れたしまって使わなくなってしまったのか?使わなくなったから壊れてしまったのか?いったいいつごろまで使われていたのか全く知りません。おそらくかつては水をとうとうと湛えていた施設だと思うのだけど・・・
しかしこの貯水池、渡良瀬川の水面より下に位置する物ではなく、川べりの土地のその上に5〜6メートルもある壁をぐるっと建造した物なので、水を入れるときはポンプで汲み入れていたのかも知れません。しかし私の知っているその貯水池にはもう水はなく草木が生い茂っていました。一箇所、中に降りられるコンクリートの階段が付いていて、近所の農家が牛を連れて行ったりしていたようです。
ただ、この貯水池の中のほんの端の方の低い所には水がありました。池というか沼と言うかそんな具合に。水辺には葦が茂っていた。この池にはフナやクチボソなどがいて釣りをやったりしました。春先にはウシガエルの大きなおたまじゃくしがいっぱいいました。
水があったのはこの貯水池の東南の角で、冬になると南側部分は高い壁にさえぎられて昼でもほとんど日が当たらなかった。なのでそこには氷が厚く張っていました。私が冬、初めて行ったのは小学校5年生の時だったと思うのだけどその時は厚さ20〜30センチくらい氷は池の底まで張っていました。なのでみんなでスケートをやったのです。私の家からは遠かったですが市内には屋内スケートリンクがあったので結構みんなスケート靴を持っていたのですね。
ですがここではホッケー用のスケート靴が流行でした。スケートリンクほどの広さはなかったので小回りが利く方が楽しめたのです。そこそこ人数が集まると二手に分かれてホッケーの試合。もちろんルールなんかよく知りません。パックはその辺の氷のかけら、スティックは葦を折って来て束ねて箒(ほおき)みたいにしたやつ。これが面白くてね、本当に盛り上がりました!
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2012年1月14日(土) |
32分割 |
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コピー用紙を半分、また半分、も一度半分、さらに半分、最後にもう一度半分・・・と折っていくと32分割になります。今回、これでコマを割りました。この1つの四角が1ページです。
現在連載している『げき鉄』は通常24ページですので、これで全てのページが見渡せます。写真の一番下の紙がそれですが、御覧のようにその1ページ分は非常に小さいです。この中にコマを割ります。
今回この作業はネームの直しの時の物なのでコマを割るだけで、その中に絵は入っていません。セリフは上の2枚の紙にズラズラっと噴出しとして書いています。写真では判りませんが上の2枚の紙にもコマは割ってあるのですがかなり適当で、なんとなくこのくらいが1ぺーじと言う感じ・・・そのコマを明確に割ろうと言う計画書が一番下の紙と言う訳です。
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これを元に編集者さんに見せるための紙、B4のコピー用紙を2つに割って(中央に線を引いて)左右の見開きとした物、に清書したわけです。清書とはいってもネームですから非常にラフです。
このところずっとネームは編集者さんに見せるための紙(B4のコピー用紙を2つに割って見開きとした物)に直接書いていたのだけど、どうも最近ページに収まりきらない事が多いので、こんなことをやってみました。
とは言ってもかつてはずっとこの32分割の紙でネームの下絵(計画書)をやっていました。 ずっと仕事場に篭っていると煮詰まってしまうので、喫茶店などへ行って考えてた訳です。B4の紙一枚と鉛筆があればいいわけですから場所もとりません。ただし、あの小さい四角の中にコマを割って絵を入れるわけですから人物のポーズや構図が判る程度の物。セリフは非常に短い物は書いたりしましたが、長い物は勿論書き込めません。頭に中に叩き込んで置くだけです。
・・と言うか、私はコマを割りながら、同時にセリフを書き込みながら・・・と言うのが好きではありません。コマの流れをなるべく読者が読むスピードで考えて行きたい訳です。セリフを書き込んでいるとそこで止まってしまうので読むスピードが捕らえにくい。なのでコマだけをボンボンと割っていってしまうことが多いです。絵も頭の中で考えるだけで書き込まずに・・・
勿論後で、このコマ何だったっけ?とか、イイセリフ考えてたはずなのに〜!!ってな事も時にはあるのだけど・・・
そうそう、何でこの32分割の紙を使わなくなったのか?と今考えたのですが、要するに喫茶店に出向いて行って仕事をするという事がなくなった、そういう事のようす。今は全部仕事場でやっています。
でもこの32分割は、やっぱり自分にはいいかも。先日、ネームを床に並べて・・・などと書きましたが、やはり全体を見渡せる、と言うのはポイント高い。 |
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2012年1月6日(金) |
やっと・・・ |
あり原の鉄蔵に落書の様な龍。市販の印刷モノは使わず、なるべく自分の絵で構成しよう!などと考えているから、なかなか手が付かず、と言う事になってしまったりしてるかも・・・今年はもう1パターン作りました。 |
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やっと年賀状です。
いつもの事ですが12月は漫画の仕事だけでなく色々な手続きなどもあり動かなければならず非常にタイトなスケジュールになってしまって、今年もまた正月まで仕事がずれ込んでしまいました。なので、年内に年賀状が出せず、やっと・・・
兎に角、個人的にいただいた方々に返事を書くのが精一杯、ガガ〜っと・・・(業務用のものはいただきっぱなしですみません)ですが、というか、今更いただいていない人に年賀状を出すのもどうかと思うので・・・
まぁ、この方が喪中はがきをいただいていた方に年賀状を出してしまうなどといったうっかりがなくていいかも知れません。(言い訳、言い訳・・)
たまにね、そういううっかりをやってしまうのですよ。
本当は何とか元日に書こうと思っていたのだけど、ちょっと思いのほか仕事が残ってしまっていて・・・まぁ、それでも近所の神社へは足を運びました。お屠蘇を飲むわけでなし、正月らしいことと言えばそれくらいだったでしょうか。他に出かけた所と言えば画材屋さんくらい・・・
とにかく本年もよろしく!です。(ここでも今更・・・)
では邁進!
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2012年1月1日(日) |
新年 |
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あけましておめでとうございます。
丁度今、年を越した所ですが仕事場でぼちぼちと仕事をしていたりします。スタッフさんたちは29日までだったのですがまだ少々仕事が残ってしまったので・・・
と言う事で今年は帰省することもないのですが、ふと、かつての元日の風景などを思い浮かべてみました。子供の頃、元日には町内の赤城神社・・・とは言っても普段は無人の祠と言った感じの神社ですが・・・そこへお参りに行くのが慣わしでした。行くと町内会の人が甘酒を作っていてくれたりみかんをくれたりしました。
私の家からは線路の脇を少し歩いて行くとその神社に降りて行く道がありいつもそのルート。今思うといけないルートの気がするのだけど、その道は線路の脇からしか行けません。まあ、田舎にはそんな道があったりします。
ある元日の朝は雪がたっぷりと積もっていてその雪をかきわけながら兄の後を必死に付いて行った。そんな風景が記憶に残っています。その風景をちょっと落書きしてみました。
最近は雪が降る事もめったにないのでこんな風景にも出くわさないかも知れません。現在は別のルートがきちっと整備されているのでこの道を通る人もほとんどいない気もします。
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2011年12月24日(土) |
ダブル・メリークリスマス |
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2011年12月15日(木) |
ネーム全景 |
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ネームを作っているとページに入りきらない、と言う事はよくある。ほとんどの場合一度書き上げて推敲すれば「ここはいらない」とか「こことここを詰めて」とすぐに判断が付くのだが、まれのにそれが付かない場合がある。
「ここはもっとこうしたい!こうしたほうがいい!こうするべきだ!」などと言う考えが浮かぶと逆に更にに増えてしまう事もある。見開き単位で並んでいるが、上から2段目の真ん中は3ページ綴りのように見える、実はここは後から1ページ増えてしまった、オイオイ・・・今回は冒頭がカラーページでもあるので扉絵も何とか見開きにしたい、オイオイ・・・さてさて困ったぞ・・・
と言う事ですべてのページを床に並べてみた。ひと目で全体を見渡せればきっと名案が浮かぶに違いない!と思ったからである。下のほうの紙には何も書いてないように見えるが実はコマだけは割ってある。ラストが少しでもよくなるよう書き換えてる途中なのだが、やはりページに収まらないのでどこを詰めるかが先になってしまった。思案・・・
さてさてこのお話は来年の1月発売の本(1月25日発売プレイコミック)に掲載されます。カラーページもあるので急がないといかんのだ。
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2011年12月12日(月) |
浮世絵版画 |
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先日、浮世絵版画の技術を現代に継承している財団の見学会に行ってました。何事も餅は餅屋、実際にそれをやっている現場を見れると言うのは貴重です。
絵の具や紙をどう扱うのか?刷り台はどうなっているのか?
刷毛(はけ)やブラシはどんな物を使っているのか?
馬連(ばれん=刷るときに紙をこする道具)をどう扱うのか?
実際に刷られた生の浮世絵版画はどんな発色でまた、どんな感触なのか?などなど・・・
いろいろと質問したり丁寧なお話も聞ける有意義な時間でした。
フラッシュさえ焚かなければ写真撮影もOKと言う事なのですが、黙々と続けられる静寂の作業の中、カシャカシャとシャター音を響かせるのは憚(はばか)られる・・・そんな時間、空間でもありました。
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2011年12月5日(月) |
消しゴムをかける前 |
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この写真は先日の『作画風景』を順を追って写真に撮ろうとして途中で忘れてしまい気づいたときに「仕方ない、ここまでの進み具合をまとめて撮ってみるか」と撮った1枚です。
アタリのまま、途中までペンの入ったもの、背景が先に仕上がっているもの、と混在ですが、私は案外、青鉛筆のアタリと黒鉛筆の下書き、そしてペン入れを終えた段階の絵、ようするに消しゴムを掛ける直前の絵と言うのが好きだったりします。
何故かと言うと非常に立体感があるからです。それはカッチリとしたペン線の周りにそれをぼかす下書きやアタリがグラデーションとして存在するからなのでしょうが(この写真ではよくわからないですが・・・)、それはそれで作品としても面白いなと常々思っているのですが、もちろん漫画の場合、印刷方式の関係で下書きは消さなくてはなりません。 |
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2011年11月5日(土) |
新連載 |
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久々です。
10月25日発売のプレイコミック(秋田書店)より『げき鉄』の新連載が始まりました。
まぁとにかく色々とバタバタと・・・実は、春先よりずっとネームに取り掛かっていたのですが、途中方向性の大転換などもあり作画に取り掛かれたのは夏過ぎからとなってしまい最初はぺージも多いので慌しい日が続いておりました。・・・もとい、おります。
当サイトもなかなか更新できず、ほったらかしでしたが、なんとか新連載の報告くらいは、と・・・と言っても、もう発売日はとっくに過ぎていますが・・・まぁ、これを機に少しずつ・・・
新連載の内容は・・・まだ、読んでいない方もたくさんいると思いますのであまり詳しくは話せないのだけど時代背景的には江戸時代後期です。
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でもチャンバラではありません。左の表紙絵にもあるように手にするアイテムは筆だったりします。
まぁ絵師ですね。私が非常に尊敬する人物をモデルとしているのですが、もちろん私は逢ったこともないし、映像が残されてるわけでもないのでそのイメージは私と原作者さんと、また、担当編集者さんと、あれやこれやディスカッションしながら築き上げていくわけですが、そこはやはり絵師ですので思い切り私自身が投影されいるような気が多分にしたりします。
江戸後期の出版文化が花開いた時代を背景としている訳ですが、製本、印刷技術の違いはあれ、それはそのまま現代の出版界に通じる・・・なんら変わることのない世界であるので、そういった意味でも私には身近に感じる世界であったりします。
なにはともあれ、お目にしましたらよろしく!です。 |
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