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この作品は私にとってはエポックメーキングとなる作品かもしれません。デビュー以来、割とまっとうな主人公一辺倒で描いて来ましたが何しろ主人公は惡忍(=悪人)、極悪人ですから(笑)。描いていて面白くない訳が無い!
人を欺き己の任務を遂行するのが忍者であるとするなら、その忍者たちをもさらに欺く極悪忍・加藤段蔵。むろん天下の大名とて例外ではない。海道先生の原作を読んでいて
なんとスカッとしたことか・・・
ご存知のように私のこれまでの作品はその殆どが現代劇であり、かつて全くの異世界を舞台にした 企画を立てたりもしましたが連載には至らなかったという経緯もありますので、そういう意味ではこの作品は私にとって初のファンタジー作品と言えるかも知れません。
もちろん内容はリアルな戦国の世を描いた時代劇ですが・・・そこに登場するキャラたち、海道先生の創り出したは人物像は実に個性 的かつ魅力的です。 |